リソースキュー

リソースキューは、同時に利用可能なコンピュートリソースを制限するために使用されます。コンピュートリソースの例としては、仮想CPU（vCPU）や仮想GPU（vGPU）があります。

• エンロールメント: エンロールメントは、ユーザーの組織の主要なアイデンティティであり、FoundryサービスおよびFoundryプラットフォームにおける会社のアイデンティティを確立します。
• リソース: リソースキューリソースとは、プロジェクト内のワークロードを実行するために必要な仮想CPU（vCPU）や仮想GPU（vGPU）などのコンピュートリソースです。
• リソースキュー: リソースキューは、サービスレベルのリソース（vCPUやvGPUなど）を要求するための先入れ先出し（FIFO）キューです。詳細については、リソースキューの詳細を参照してください。
• コンピュートグループ: コンピュートグループは、Foundryワークロードを実行できる特定のタイプのコンピュートハードウェアのグループです。これらのマシンは、ワークロードが使用するリソースを提供します。
• プロジェクト: プロジェクトは、特定の目的のためにユーザー、ファイル、およびフォルダーをまとめる共同作業スペースです。プロジェクトはFoundryにおける主要なセキュリティ境界であり、共有作業のバケツとして考えることができます。リソースを必要とするワークロードはプロジェクト内で実行されます。

エンロールメントの詳細

リソースキューはエンロールメントに属し、エンロールメントにはvCPUおよびvGPUの制限があり、リソースキューを通じて許可されるvCPUおよびvGPUの総量を制限します。つまり、エンロールメント内のすべてのリソースキューのvCPU制限の合計は、エンロールメントのvCPU制限以下でなければなりません。同じルールがキューvGPU制限とエンロールメントvGPU制限に適用されます。

エンロールメントには、特に指定がない限りすべてのプロジェクトが自動的に割り当てられるデフォルトキューもあります。このデフォルトキューは削除できません。

スペース内のプロジェクトは、スペースのデフォルトのリソースキューに自動的に割り当てられます。スペースのデフォルトリソースキューは、特に設定されていない限り、エンロールメントのデフォルトリソースキューと同じです。組織とスペースおよび組織とエンロールメントとの関係についてさらに学びましょう。

エンロールメントの制限を設定する

エンロールメントの制限はControl Panelで設定できます。Control Panelを開き、ユーザーのエンロールメントの横の歯車を選択し、リソース制限を設定を選択します。エンロールメントの制限を設定する権限がない場合は、Palantirの担当者に連絡してください。

リソースキューの詳細

リソースキューは、同時に使用できるコンピュートリソースの数を制限するための先入れ先出し（FIFO）キューです。リソースキューは、コンピュートグループ内で利用可能な仮想CPU（vCPU）や仮想GPU（vGPU）などのサービスレベルのリソースの使用を制限します。

リソースは、プロジェクト内で実行されるワークロードによって要求され、その要求はリソースキューにキューされます。リソースキューが満杯の場合、要求は再びキュー内にスペースができるまで待機する必要があります。キューは先入れ先出しで、要求は作成された順に処理されます。

その後、ワークロードはリソースキューによって指定されたコンピュートグループで実行され、ワークロードが完了または終了するとリソースが解放されます。

リソースキューを作成する

リソース管理アプリケーションに移動し、左側のキューを選択し、次に新規作成を選択してリソースキューを作成します。

リソースキューの種類

現在、2種類のリソースキューがあります：vCPUリソースキューとvGPUリソースキューです。ほとんどのワークロードはCPUのみを必要とするため、ほとんどのプロジェクトはvCPUリソースキューを利用したものになります。GPUを必要とするワークロードはvGPUリソースキューに送られる必要があり、したがってvGPUリソースキューを利用したプロジェクトでのみ実行されます。プロジェクト内のワークロードで使用されるGPUのタイプ（たとえば、V100、T4）は、ワークロードがルーティングされるコンピュートグループによって決定されます。このコンピュートグループはプロジェクトを利用したリソースキューに関連付けられています。コンピュートグループについてさらに学びましょう。

GPUを使用する

プロジェクトでGPUを使用する場合は、GPUリソースキューを作成し、そのキューにプロジェクトを割り当てる必要があります。たとえば、機械学習モデルのトレーニングのためにワークロードを実行する場合にGPUを使用することが有用です。モデル統合についてさらに学びましょう。

リソースキューが作成され、プロジェクトが割り当てられたら、GPUプロファイル（たとえば、DRIVER_GPU_ENABLED）をプロジェクトにインポートし、コードリポジトリで使用します。sparkプロファイルのインポートについてさらに学びましょう。

プロジェクトをリソースキューに割り当てる：現在の動作

各プロジェクトは、vCPUまたはvGPUのいずれか1つのリソースキューに割り当てることができます。プロジェクトがvGPUキューに割り当てられている場合、GPUを必要としないワークロードはデフォルトのvCPUキューに入ります。プロジェクトがvCPUキューに割り当てられている場合、GPUを必要とするワークロードは実行できません。

リソースキューの詳細を表示しているときにプロジェクトタブを選択すると、リソースキューに割り当てられているプロジェクトを表示および管理できます。

プロジェクトをリソースキューに割り当てる：新しい動作【ベータ】

各プロジェクトは、vCPUリソースキューに割り当てられます。オプションとして、プロジェクトはvGPUリソースキューにも割り当てることができます。プロジェクトがvGPUキューに割り当てられていない場合、GPUを必要とするワークロードを実行できません。

リソースキューの詳細を表示しているときにプロジェクトタブを選択すると、リソースキューに割り当てられているプロジェクトを表示および管理できます。プロジェクトのリソースキュー割り当ては、プラットフォームファイルシステムのサイドバーのリソース管理タブでも表示できます。

優先ブランチ

優先ブランチは、専用のコンピュートリソースを必要とする重要なワークフローをサポートするために使用されます。たとえば、開発中にワークロードがキューに入るのは許容できるが、本番環境では許容されない場合があります。コードリポジトリやPipeline Builderの保護されたブランチを優先ブランチとして使用することを検討してください。

プロジェクトに優先ブランチが設定されている場合、そのブランチのワークロードは優先ブランチに割り当てられたリソースキューを使用します。他のすべてのワークロードは、プロジェクトに割り当てられたリソースキューを引き続き使用します。プロジェクトと同様に、各優先ブランチはvCPUリソースキューに割り当てられ、オプションとしてvGPUリソースキューにも割り当てることができます。

プロジェクトの優先ブランチ設定を表示または管理するには、以下に示すブランチアイコンを選択してください。

プロジェクトの優先ブランチ設定は、プラットフォームファイルシステムのサイドバーのリソース管理タブでも表示できます。

リソースキューの詳細を表示しているときに優先ブランチタブを選択すると、リソースキューに割り当てられている優先ブランチを表示および管理できます。

コンピュートグループの詳細

コンピュートグループは、均質なタイプのハードウェアリソースの自動スケーリンググループです。たとえば、あるコンピュートグループには16GBのメモリと4つのコンピュートコア（CPU）があるマシンが含まれるかもしれません。別のコンピュートグループには、16個のコンピュートコアと32GBのメモリを持つV100 GPUを搭載したマシンが含まれるかもしれません。コンピュートグループはFoundryユーザーに利用可能であり、リソースキューによって制限されます。