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分析をパラメータ化する
パラメーターは、1つのカードから別のカードにメトリックスを渡すために使用されるメトリックカードのタイプであり、また、ユーザーが手動で値を入力して分析のデータを動的に変更するためにも使用されます。パラメーターは、パラメーターの出力タイプを入力として受け取るカードや数式に使用できます。
パラメーターカードは、選択したタイプ（例：数値、文字列、日付/時刻、単一のオブジェクト、数値範囲）の入力カードです。パラメーターカードへの入力は、通常、ユーザーが入力した値です。プロパティ値選択パラメーターの場合、ユーザーは、選択したオブジェクトセットプロパティの値に基づいてドロップダウンから値を選択できます。
パラメーターカードは、各メトリックセクションの上部メニューから直接分析に追加することができます。また、検索バー（上部メニューの左側の拡大鏡アイコン）を使用してカードを検索することもできます。
分析に存在するすべてのパラメーターカードは、左側のパラメーターパネルに参照されます。そこから、各パラメーターが何枚のカードで使用されているかを特定し、パラメーター値を変更して分析の可視化が異なる値でどのように見えるかを確認できます。
Palantir Developers YouTube チャンネルで分析のパラメータ化方法について詳しく学ぶ
パラメーターパネル
パラメーターパネルは、左側のサイドバーの変数アイコン（
）の下にあり、分析でパラメーターを管理するための統一された場所です。
パネルを使用すると、
- 分析のすべてのパラメーターを 1 か所で確認できます。
- パラメーター値を変更し、分析での変更を確認できます。
- パラメーターを設定できます（ラベルの変更、プレースホルダー値の変更など）。
- どのカードで特定のパラメーターが使用されているかを確認できます。
パラメータータイプ
Quiver でサポートされているパラメータータイプの全リストは以下の通りです。
数値パラメーター
数値パラメーターは以下のように使用できます：
- オブジェクトセットをフィルター処理するカードでの数値プロパティのコントロールとして。
- 数式カードの入力として、これは数式の係数をすばやくテストするために役立ちます。
- ウォーターフォールチャートのメトリックスとして、数値値を選択することで。
テキストパラメーター
テキストパラメーターは、オントロジーで高カーディナリティ、長いテキストプロパティとして設定されたプロパティを制御するために使用できます。
ブールパラメーター
ブールパラメーターは、フィルターやダッシュボード/分析からのグローバル設定のオン/オフ切り替え（参照：グローバル設定の「設定を制御可能にする」機能）など、ブール型を入力として受け取る変換で使用できます。
日付/時刻パラメーター
日付/時刻パラメーターは以下のように使用できます：
- オブジェクトセットをフィルター処理するカードでの日付およびタイムスタンププロパティのコントロールとして。
- オブジェクトセットフィルターステータスカードへの入力として。
- 時系列チャートの日付マーカーへの入力として。
期間単位パラメーター
期間単位パラメーターは、時間シフト変換や期間集計変換のウィンドウサイズを制御するための単位値をパラメータ化するために使用できます。
時間範囲パラメーター
時間範囲パラメーターは、時間範囲の時系列変換の入力として使用できます。
数値範囲パラメーター
数値範囲パラメーターは、配列範囲演算子の入力として使用できます。
オブジェクトセレクタ
オブジェクトセレクタカードは、入力オブジェクトセットまたはオブジェクトタイプから単一のオブジェクトを選択するためのドロップダウンウィジェットを提供します。オブジェクトセットカードから単一のオブジェクト行を取り出すと、オブジェクトセレクタが自動的に分析に追加されます。
プロパティ値選択パラメーター
プロパティ値選択パラメーターは、カテゴリなどの低カーディナリティの文字列プロパティを制御するために使用できます。
パラメーターを追加する
パラメーターカードはいくつかの方法で追加できます：
- カードを検索してパラメーターを追加します。
- 専用のパラメーターパネルからパラメーターを追加します。
- パラメーターを入力として取るカードを設定するときにパラメーターを追加します。
上記の方法についての手順は、以下を参照してください。
カード検索を使用してパラメーターを追加する
パラメーターカードを検索して追加するには：
- 上部のメニューバーでカードを検索を選択して、検索バーを開きます。
- 「パラメーター」を検索して、すべてのパラメーターカードを表示します。
- 希望するパラメータータイプを選択します。
パラメーターパネルからパラメーターを追加する
専用のパラメーターパネルからパラメーターを追加するには：
- 左側のサイドバーの変数アイコン（）を選択して、パラメーターパネルを開きます。
- パラメーターパネルの下部でパラメーターを追加を選択します。
- 希望するパラメータータイプを選択します。
別のカードの設定時にパラメーターを追加する
パラメーター化したいカードの入力を設定するときに、カードエディタから直接パラメーターを追加できます。例えば、オブジェクトセットフィルターカードをオブジェクトプロパティでフィルタリングするように設定するときに、プロパティの値をオブジェクトセットに存在するプロパティの値にフィルタリングするために、プロパティ値選択パラメーターを追加できます。
カード設定エディターからパラメーターを追加するには：
- カードヘッダーの設定アイコン（
）を選択して、対象カードのカード設定エディターを開きます。 - 入力タイプの隣にある下向き三角アイコンを選択して、入力ドロップダウンを開きます。
- 入力ドロップダウンから新しいパラメーターを作成を選択します。
例：パラメーターを使用して動的にオブジェクトセットをフィルター処理する
以下の分析では、バープロットと2つの数値集計を作成し、どちらもFilter Transactionsオブジェクトセットから読み取ります。ここでは、パラメーターを使用してオブジェクトセット内のオブジェクトのフィルタリングを制御し、バープロットと数値集計がそれに応じてどのように更新されるかを確認します。
まず、Retailer Name にプロパティフィルターを追加できます。次に、この値を制御する新しいプロパティ値選択パラメーターを作成します。フィルター入力ボックスの隣にあるStringドロップダウンを選択し、新しいパラメーターを作成を選択することでパラメーターを作成できます。これにより、新しいパラメーターカードが分析に追加され、フィルターを制御するように設定されます。
プロパティの設定と同じタイプであるパラメーターのみが、パラメータードロップダウンから選択できます。例えば、上記で追加したstringタイプのパラメーターは、numberタイプのプロパティをフィルタリングしようとすると表示されません。
フィルターを追加メニューの右側や、入力を設定した後にプロパティを選択したときに、プロパティのタイプを確認できます。
