プロジェクト参照

Foundryでは、プロジェクトは関連する作業を概念的にまとめるだけでなく、アクセスを適用し管理するためのセキュリティ境界を定義します。プロジェクトの境界を越えてデータを使用する際には、特別な注意が必要です。

リソースの参照

プロジェクト参照は、権限の高いユーザー（通常はデータセットやパイプラインのオーナー）が、他のプロジェクトのパイプラインでデータを検出して使用できるようにするメカニズムを提供します。プロジェクト参照は、データセットがプロジェクトにインポートされる際に明示的に認識されることで、プロジェクト間でデータを継続的に移動させる際の厳密なレイヤーを追加します。

リソースを参照するには、プロジェクトのルートレベルにあるプロジェクトナビゲーションパネルに移動します。+追加 ボタンをクリックして、データセットへの参照を追加します。以下の画像では、データセット flights と training_data がプロジェクトに参照として追加されています。これは、flights と training_data を Contour 解析で保存されたデータセットの入力として使用できることを意味します。

• リソースを参照するには、リソース（通常は Viewer ロールから展開される）に compass:import-resource-from と、宛先プロジェクト（通常は Editor ロールから展開される）に compass:import-resource-to の権限が必要です。
• これらのロールは、カスタムロールを使用してカスタマイズできます。

プロジェクトスコープの解析

プロジェクトスコープの解析で、パスの最後にデータセットを保存するには、すべての入力と出力がプロジェクトスコープになければなりません。

• パスへのすべての入力データセットはプロジェクトスコープ内にある必要があります。つまり、ワークブックと同じプロジェクトにあるか、プロジェクトに参照として追加されている必要があります。
• 出力データセットは、解析と同じプロジェクトにある必要があります。

サイドバーの設定タブで解析のプロジェクトスコープ設定を確認してください。プロジェクトスコープのダイアログには、範囲外の入力データセットや出力データセットがリストされます。ダイアログから直接参照を追加することができます。

入力データセットがスコープ外の場合、Result ボードにコールアウトが表示されます。参照を追加 をクリックすると、プロジェクトスコープのダイアログが開きます。

解析にプロジェクトスコープを有効にする

プロジェクトスコープがデフォルトで有効になる前に作成された解析については、設定サイドバーパネルでプロジェクトスコープを有効にできます。プロジェクトスコープを有効にする前に、範囲外の入力に参照を追加し、範囲外の出力を解析のプロジェクトに移動することで、対処する必要があります。