Contour のタイムゾーン

このページでは、Contour で利用可能なタイムゾーン設定と Contour のDateTime 型について説明します。

タイムゾーン設定

Contour には、日時の表示方法に影響を与える 2 種類のタイムゾーン設定があります。

1. バケッティングタイムゾーン (ボードレベルの設定): データを時間でグループ化するボード (たとえば、Chart、Histogram、または Time Series) では、時間の列に対してタイムゾーンを選択する必要があります。これにより、データのグループ化方法が決まります。たとえば、UTC タイムゾーンを選択すると、データは UTC の深夜から始まり、終わる日に基づいてグループ化されます。ボードがユーザー間で一貫したデータを表示できるようにするために、この設定をユーザーのローカルタイムゾーンにデフォルト設定することはできず、固定のタイムゾーンに設定する必要があります。以下に、Chart ボードでの設定の例を示します。この設定では、分析のために設定された視覚化タイムゾーンにより、データが UTC で表示されると述べています。

   

2. 視覚化タイムゾーン (分析レベルの設定): これは、ユーザーインターフェースで日時を視覚化するために使用されるタイムゾーンです。この設定は、分析内のすべてのボードがデータを表示する方法に影響を与えます。たとえば、ボードが UTC で日ごとにバケッティングするように設定されていて、分析が UTC+5 でタイムゾーンをレンダリングするように設定されている場合、ボードは 5:00 AM UTC+5 に始まり、終わる日として表示されます。この設定は、設定サイドパネルのデータ設定セクションにあり、ユーザーのローカルタイムゾーンにデフォルト設定することができるため、分析を表示する各ユーザーはすべての日時を自身のタイムゾーンで見ることができます。この設定は、設定サイドパネルのデータ設定セクションにあります。

   

たとえば、上記のチャートボードの例では、データは EDT でバケッティングされ、分析は UTC でデータを表示するように設定されています。そのため、バーは EDT でバケッティングされますが、UTC で表示され、8:00 PM から翌日の 8:00 PM までのバケッティングが行われます。この分析がローカルタイムゾーンを視覚化タイムゾーン設定として使用した場合、このチャートは異なるタイムゾーンのユーザーに対してわずかに異なって見えますが、バケッティングは同じデータを表します。

一部の古い分析では、視覚化タイムゾーン設定が構成されていない場合があります。この場合、異なるボードは異なるタイムゾーンで日時を表示するため、ボードごとに異なる動作をします。

Contour の DateTime 型

ユーザーは、Mesa 言語 (Java ベースの独自 DSL) を使用して DateTime 型を作成できます。Contour でこの型を使用する場合、DateTime 型は自動的に timestamp 列に変換され、元のタイムゾーンを示す追加の列が作成されます。

たとえば、元のデータセットに landing_datetime 列がある場合、Contour では landing_datetime_timestampinUTC と landing_datetime_originalTimezone の 2 つの列が表示されます。landing_datetime_timestampinUTC は元の datetime 列を Timestamp 型として表し、landing_datetime_originalTimezone は列の元のタイムゾーンを String 型として含みます。