概要

バージョン管理ツールは、ソフトウェア開発において複数の開発者ができるだけ効果的に協力できるようにするために一般的に使用されています。バージョン管理と良好な開発手法を用いることで、エンジニアは迅速に機能を構築しながら、導入される変更が高品質であることを確信できます。

Code Workbook の ブランチング は、データ変換に特化したバージョン管理体験を提供し、ワークブック内でチームがロジックとデータを同時に操作できるようにします。

ブランチ

デフォルトでは、ワークブックは Foundry 全体のデフォルトブランチと同じ名前の単一のブランチで作成されます。通常、このブランチは master と呼ばれます。ブランチメニューを使用して、ブランチを閲覧および選択し、新しいブランチを作成し、ブランチ設定を変更できます。

ブランチの作成

ブランチメニューに新しいブランチの名前を入力し、ブランチの作成 をクリックするか Enter キーを使用して新しいブランチを作成します。新しいブランチが現在のブランチを親としてワークブックに作成されます。

ブランチを作成すると、Code Workbook はブランチ作成時の各データセットの状態を追跡します。新しいブランチで実行する変換は、この保存された状態を使用してデータを読み込みます。これは、親ブランチの変更が作成した新しいブランチを壊さないことを意味します。

ブランチで変換を実行すると、Code Workbook は関連する Foundry データセットにブランチを作成し、ロジック変更の結果が他のブランチとは切り離された状態で保存されるようにします。Foundry への書き込みが完了した後、Output パネルで データセットを開く をクリックして、ブランチ上の結果データセットを表示します。

ブランチの削除

ブランチを削除するには、ブランチに移動し、ブランチメニューの右上にあるゴミ箱アイコンをクリックします。それに基づいて子ブランチがまだあるブランチを削除すると、それらのブランチの親が再設定されます。例えば、master -> develop -> feature の 3 つのブランチがある場合、develop を削除すると、feature の親が master ブランチになります。

ブランチのマージ

ブランチでの作業が終了したら、親ブランチにマージして作業を統合できます。マージについての詳細はこちら。

ブランチ設定

ブランチ設定を編集するには、ブランチに移動し、ブランチメニューの右上にある歯車アイコンをクリックします。ほとんどのワークブックでは、master ブランチのブランチ設定を編集するだけで十分です。

ブランチ設定は、ブランチに変更を加えるプロセスをカスタマイズするために使用できます。現在、ブランチ設定ではいくつかのオプションを設定できます。

• ブランチは保護されていますか？ブランチが保護されている場合、誰もそのブランチに直接編集を加えることはできません。代わりに、すべての変更は別のブランチを通じてマージされる必要があります。ブランチが保護されている場合、それにマージするにはワークブックのオーナー権限が必要であることに注意してください。
• ブランチは実行を許可しますか？ブランチが保護されており、この設定がオフになっている場合、このブランチ上のデータセットは Foundry ビルドを使用してマテリアライズする必要があります。これにより、ビルドが成功しないような対話型の実行を誰も開始できないことが保証されます。