概要

Foundry は、プラットフォームにプッシュされたコンテナと次の2つの方法で対話します。

1. transforms sidecar decoratorを使用する。
2. コンテナバックのモデルアセットを構築して使用する。

どちらのユースケースでも、まず Foundry 内にホストされている Docker レジストリにイメージをプッシュし、以下に示すイメージ要件に従います。

イメージ要件

1. イメージには数値の userID があります。

• Dockerfile 内で定義された userID は数値であり、'0' ではない必要があります。Foundry はコンテナ内でルートユーザーとしてコマンドを実行することを許可していません。'0' は一部のシステムでゼロと解釈され、数値でない ID はルートとして機能するように設定される可能性があります。

2. イメージは linux/amd64 プラットフォーム用にビルドされます。

• Foundry はこのプラットフォーム用にビルドされたコンテナの実行のみをサポートしています。Docker のデフォルトプラットフォームは linux ですので、Docker build コマンドに --platform linux/amd64 を追加してプラットフォームを特定のものに設定します。

3. イメージは digest または latest 以外のタグでプッシュされます。

• 実行される Docker push コマンドは、イメージのダイジェストを指定するか、latest でないタグを使用する必要があります。Foundry は、特定のイメージが実際に最新であることを保証するメカニズムがないため、latest とタグ付けされたイメージを実行しません。

4. 最大イメージレイヤーサイズは約 10 GB 未満です。

• 各レイヤーが約 10 GB 未満であることを強くお勧めします。レイヤーサイズがこれより大きい場合は、Palantir の担当者にお問い合わせください。

5. 開放されるポートは 1024 から 65535 の範囲内です。

• ポート 0 から 1023 は well-known ポートであり、そのためルートに予約されています。Foundry はコンテナ内でルートユーザーとしてコマンドを実行することを許可していないため、この範囲内で指定されたポートは、イメージが Foundry 内で起動されるときに使用できません。

6. [オプション] イメージにはテレメトリが有効になっています。

• コンテナからのテレメトリログを有効にするには：
  • イメージには /bin/sh で実行可能なシェルが必要です。
  • イメージは set および tee のシェルコマンドをサポートしている必要があります。