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Palantir Foundry Connector 2.0 for SAP Applications（「コネクタ」）は、Diskover Limited ↗との提携により開発されたSAP認定アドオンです。
コネクタは、SAPシステム（S/4HANA、ECC、ビジネスウェアハウス、SLTレプリケーションサーバー）からデータとメタデータを安全にキャプチャし、Foundryプラットフォームに統合します。コネクタはSAPアプリケーション層にインストールされ、標準のSAPセキュリティポリシーに準拠し、ネイティブのSAPアプリケーションロジックを使用してデータにアクセスします。
コネクタのインストール： コネクタは、SAP認定アドオンであり、SAINT（SAPアドオンインストールツール）を使用してインストールされます。
コネクタはHTTPS経由でアクセスを公開します： コネクタはSICF経由でWebサービスを実行します。これにより、Foundry Data ConnectorがHTTPS経由で基本的なERPやBWデータをリクエストできます。
データ転送ロジックはFoundryで定義されています： データ転送のテーブル、オブジェクト、フィルター処理、およびスケジュールがFoundryで定義され、Foundry Data Connection Coordinatorによって実行されます。
アプリケーション層へのアクセス： Palantir Foundryは、SAPの下で実行されているデータベースに関係なく、SAP NetWeaverアプリケーション層にリクエストを送信します。データベースへの直接アクセスはありません。すべての情報アクセスはアプリケーション層から行われます。
SAP標準セキュリティ： Foundryは、SAP内でセキュアかつ認証済みのSAPユーザーを使用してコネクタを呼び出します。したがって、すべてのSAP標準セキュリティ手順とポリシーが適用されます。データフローセキュリティの追加メンテナンスはありません。
SAPアプリケーションロジックアクセス： テーブル、関数、BW InfoProviders、およびBExクエリはすべて、Foundryへのデータ抽出に利用可能なオブジェクトです。
システム負荷とスケーラビリティ： コネクタは、抽出を開始する前にシステム上のデータ負荷をチェックします。特定の基準が満たされていない場合、抽出が中止されます。コネクタはSAPのスケーラビリティと完全に整合しています。コネクタは同じアプリケーションサーバー内で共存するか、オプションでデータ処理専用の別のアプリケーションサーバーで実行できます。
| 機能 | ステータス |
|---|---|
| バルクインポート | 🟢 一般提供 |
| ストリーミングインポート | 🟢 一般提供 |
| インタラクティブな探索 | 🟢 一般提供 |
| バルクエクスポート | 🔴 開発中 |
| Webhook | 🟢 一般提供 |
お使いの主要なSAPシステムがNetWeaverアプリケーションサーバーバージョン7.4 SP5未満を実行している場合は、リモートエージェントのインストールを参照して、リモート接続の設定方法を確認してください。
以下は、組織のSAPシステムをFoundryに接続するための高レベルの手順です。
エージェントが通信するSAPサーバー上のポートは、ICM（Internet Communication Manager - SAP NetWeaverアプリケーションサーバーのコンポーネント）のデフォルトHTTPSポートです。ポート番号は、SAPシステムでSMICMトランザクションコードを実行することで見つけることができます。