コアコンセプト

Recipesを使用する前に、Foundryでのレシピの作成と使用を定義するコアコンセプト、すなわち有効期限、実行履歴、および権限について詳しく学んでおくことを推奨します。

有効期限

レシピを運用するためには計算リソースが必要です。未使用のレシピがリソースを占有しないようにするため、レシピには有効期限を設けています。レシピが期限切れになっても、削除されることはありません。期限切れのレシピは単に興味のある条件の監視を続けないだけで、そのレシピの通知の受信者は通知を受け取ることはありません。著者はレシピが期限切れになる前に何度か通知を受け取り、必要に応じて有効期限を延長することができます。もし有効期限を延長するのを忘れてレシピが期限切れになった場合でも、レシピを再開し、有効期限を延長することができます。

レシピの有効期限を変更するについて詳しく学ぶことができます。

実行履歴

スケジュールに基づいて、レシピは時間ベースのスケジュール（例えば、3時間ごとや毎週月曜日の午前9時）またはイベントベースのスケジュール（データセットが更新されたときや新しいオブジェクトが検出されたとき）で実行されます。

レシピが実行されるたびに、その実行履歴は以下の実行ステータスのいずれかを記録します：

• 例外付き成功： レシピは正常に実行され、リソースにアクセスでき、レシピをミュートしなかったすべての受信者に通知しました。このステータスは、一部の受信者がリソースにアクセスできず、通知を受け取らなかった場合に発生する可能性があります。レポートレシピの場合、例外付き成功は、一部の受信者に対してレポートのエクスポートが失敗し、代わりにリンクが送られた場合にも発生する可能性があります。レシピの権限とセキュリティについては以下で詳しく学びます。
• 成功： レシピは正常に実行され、レシピをミュートしなかったすべてのユーザーに通知しました。
• スキップ： レシピは正常にトリガーされましたが、通知は送信されませんでした。これは、すべての受信者がレシピをミュートしていた場合や、チェックしていた条件が真でなかった場合に発生する可能性があります。
• 失敗： レシピは正常に実行されず、実行中にエラーが発生しました。このエラーの詳細は、この実行のレシピ履歴を展開することで確認することができます。

著者は、失敗と例外付き成功の通知を受け取ります。通知の設定について詳しく学ぶことができます。

プライバシー、権限、および共有

レシピは監視しているリソースから権限を引き継ぎます。これは、リソースを表示できるユーザーはレシピを表示でき、リソースの所有者はレシピを編集できる、といったことを意味します。

レシピはメールを通じて他のユーザーにデータを送信することができますが、権限はデータへのアクセスがあるユーザーだけがそのデータをメールで受け取ることを保証します。

権限の概要

定義

• 著者/所有者： レシピを作成したユーザー。
• 受信者： レシピのトリガーしたメール/通知の受信者。
• 監視リソース： レシピが監視している変更の対象となるファイル（データセット、レポート、Quiver分析など）。

以下の表は、ユーザーがRecipesで特定のアクションを実行するために必要な権限を示しています：

受信者がレポートにアクセスできない場合でも、通知は受け取ることができます。ただし、レポートへのリンクが送られ、アクセスをリクエストするよう指示されます。