リポジトリのアップグレード

Foundry は、活動中のリポジトリに対して定期的にアップグレードのプルリクエストを生成します。これらのアップグレードには、Transforms テンプレートの重要な更新とランタイムの改善が含まれます。アップグレードのプルリクエストは専用のブランチで開かれ、デフォルトのブランチへのマージをリクエストします。

自動アップグレード

リポジトリで自動アップグレードが有効になっている場合、Foundry はアップグレードの PR を自動的にマージしようと試みます。必要なチェックが成功した後、プルリクエストがマージされ、新しいマージコミットがデフォルトブランチのコミット履歴に表示されます。この機能を有効にするには、リポジトリの設定で アップグレード PR の自動マージ を選択します。

このオプションが無効になっている場合、または PR のマージに失敗した場合、リポジトリは新しいアップグレード PR が利用可能であるというメッセージを表示し、適切な権限を持つユーザーにマージを要求します。

自動リポジトリアップグレードがマージする前に手動介入を必要とするケースもあります：

• リポジトリのテンプレートタイプがマージをサポートしていない。
• ユーザーが開いた後のアップグレード PR ブランチに変更をコミットした。
• アップグレード PR がユーザーが作成した変更を含むファイルを上書きする（ファイル上書きを参照）。
• このプルリクエストにより直接影響を受けるデータセットの一部が最新バージョンのコードでまだビルドされていない（影響分析を参照）。
• このリポジトリによって生成されたジョブが、アップグレードプルリクエストで導入されたランタイム Spark モジュールバージョンでまだビルドされていない（影響分析を参照）。
• リポジトリが現在使用しているテンプレートバージョンが古すぎて自動アップグレードをサポートしていない。

ファイル上書き

リポジトリが作成されると、デフォルトのテンプレートファイルがブートストラップされます。これらは、選択したテンプレートのタイプによって異なります。リポジトリがアップグレードされると、これらのデフォルトファイルの一部が最新のテンプレートバージョンに合わせて上書きされます。これは、デフォルトのファイルがリポジトリの正確な動作に重要であると考えられ、ユーザーによって上書きされるべきではないからです。

影響分析

影響分析タブを使用して、リポジトリアップグレード PR による影響を受けるデータセットへの潜在的な変更をレビューし、マージする前に変更が安全であることを確認できます。一部のアップグレードでは、使用されるランタイム Spark モジュールバージョンが影響を受ける可能性があり、これによりこのリポジトリによってビルドされるデータセットに影響を与える可能性があります。

手動ブランチアップグレード

最新の言語バージョンにブランチを手動でアップグレードするには、Code Repositories の ... メニューを開き、下のスクリーンショットに示すように アップグレード を選択します。