プラットフォーム内でのSparkモジュールのピン留め

Code Repositoriesでは、リポジトリのSparkモジュールをピン留めすることができます。これにより、特定のバージョンのSparkの使用が強制されます。新規のビルドと既存のビルドの両方でSparkモジュールをピン留めすることができます。

Sparkモジュールのピン留め方法

Code Repositoriesの設定タブに移動し、ランタイムオーバーライドを選択します。

ピンの作成

ランタイムオーバーライドタブから、ピン設定を選択します。

すべてのブランチや特定のブランチにピンを作成することができます。ピン留めしたいSparkモジュールのバージョン（指定されたリポジトリで利用可能な各モジュールタイプに対して）を選択し、有効期限も指定することができます。有効期限は現在の日付から90日以上先に設定することはできません。ピンは90日間の期間が経過した時点または指定した有効期限のいずれか早い時点で失効します。有効期限が過ぎると、ビルドが失敗する可能性があります。

すべてのブランチにピンを作成する

まず、ピン留めしたいSparkのバージョンと有効期限を指定します。

完了したら、保存を選択してピンを設定します。

特定のブランチにピンを作成する

各ブランチでバージョンをピン留めすることができます。また、指定されていないブランチに対してもバージョンを選択することができます。

完了したら、保存を選択してピンを設定します。以下のサンプルスクリーンショットでは、すべてのブランチでバージョン1.916.0にピンを設定し、それが2023年12月20日の午前0時に失効するように設定しています。

ピンを設定した後、ピンが作成されたことを確認するメッセージが表示されます。

既存のピンの編集

編集を選択するとピンを修正することができます。ピンの作成と同じ手順でブランチ、バージョン、有効期限を変更することができます。アーカイブを選択するとピンが削除され、以前に設定したピンにExpiredラベルが追加されます。

アーカイブしたピンを再作成するには、復元を選択します。

ピンの表示

ビルドプレビュー > 詳細を表示ページで、リポジトリにピン留めしたバージョンを表示することができます。

よくある質問

1. なぜピンは90日で失効するのですか？なぜ長期間使用できないのですか？

最新のSparkを常に使用することをお勧めします。そうしないと、パフォーマンスとセキュリティの修正と改善を逃す可能性があり、ビルドに悪影響を及ぼす可能性があります。

それにもかかわらず、ピン留めが必要となる特定のユースケースがあることを理解しており、そのためにこの機能を提供していますが、一時的に使用することを前提としています。有効期限前に、最新のSparkと互換性のあるように必要な変更を行うことをお勧めします。

2. ピンの有効期限が近づいているときに、UIから通知を受け取ることはできますか？

この機能は開発中です。

3. Job Tracker UIから個々のビルドにピンを設定することはできますか？

この機能は開発中です。

4. この機能を使用するために、私たちがアップグレードしたり、何か変更を加えたりする必要はありますか？

ユーザーの側からのアップグレードや操作は必要ありません。

5. この機能は新規ビルドにのみ利用可能なのでしょうか、それとも既存のビルドにも適用できますか？

新規のビルドと既存のビルドの両方でこの機能を使用することができます。

6. ジョブがすでにcdconfigでピン留めされている場合はどうなりますか？

プラットフォーム内のピンが常に優先されます。