変更の影響を分析する

コードの編集により、データセットの内容、権限、および構造に予期しない変更が生じる場合があります。本番ブランチを保護し、マージ前に提案された変更をレビューすることをお勧めします。これらのオプションは、ブランチ設定で見つけることができます。プルリクエストページでは、コード変更の影響を受けるデータセットに対する変更の影響を分析するさまざまな方法が提供されます。

古いデータセット

変更の影響を評価するには、影響を受けるデータセットを最新のコード変更でビルドする必要があります。このビルドは、ヘッドブランチ（開発用）とベースブランチ（ターゲット用）の両方で必要です。

• ヘッドブランチ（開発用）でのビルド：コードが正しくビルドされること、出力が期待通りであること、およびすべてのデータ期待が満たされることを確認するため。
• ベースブランチ（ターゲット用）でのビルド：出力をターゲットの最新バージョンと比較するため。

プルリクエストページでは、影響を受けるデータセットが古い場合に警告が表示されます。「設定とビルド」をクリックすると、古いデータセットを確認し、ヘッドブランチとベースブランチでビルドすることができます。

影響分析

影響分析タブでは、プルリクエストによって影響を受けるデータセットに関する情報が提供されます。デフォルトでは、直接影響を受けるデータセットのみが表示され、影響を受ける可能性のある派生データセットは除外されます。データセットの分析に追加をクリックすることで、追加のテーブルへの影響を確認することができます。

影響分析タブでは、以下の情報が表示されます。

• コード - ソースファイルの変更を表示します（参照または使用される他のファイルは含まれません）。
• スキーマ - データセット行の変更を表示します。
• セキュリティ - 出力データセットに適用されたマーキングの変更を表示します。
• 期待 - ヘッドブランチ上のデータ期待を表示します。
• 削除されたデータセット - PRによって更新された削除されたデータセットは、薄れた状態で表示されます。

派生データセットへの影響の表示

データセットの分析に追加をクリックすると、派生データセットへのプルリクエストの影響が分析されます。選択したデータセットと影響を受けるデータセットの間のすべての中間データセットも追加されます。

追加されたデータセットは、影響情報を表示するためには古くなっていない必要があります。「設定とビルド」をクリックすると、古いデータセットの更新リストが表示され、ビルドが開始されます。

パイプラインのレビュー

パイプラインレビュータブでは、プルリクエストによって影響を受けるデータセットのデータフローが表示されます。

データセットノードのうち1つが選択されると、このデータセットを生成するトランスフォームコードファイルへの変更と、そのコードファイルによって生成される各データセットのスキーマ変更が表示されます。データフローの順序で影響を受けるデータセットをたどることで、さまざまなファイルやデータセットへの変更がどのように対応するかを理解するのに役立ちます。

プルリクエストの変更をレビューする際の進捗状況を把握するために、各ファイルを個別に承認または拒否することができます。トランスフォームソースファイルについては、このレビューステータスがパイプライングラフの対応する出力データセットノード上のインジケータとして表示されます。