Code Workspaces を使用したコンピュート利用状況

Code Workspaces を使用すると、ユーザーは既存の内部システムに安全に接続し、Foundry のアクセスコントロールとデータパーミッションを持つデータ上に分析、モデル、ダッシュボード、またはワークフロー全体を構築することができます。

Code Workspaces は、専用の Foundry 計算モジュールを使用中に Foundry コンピュート秒を利用して実行します。

Foundry コンピュートの測定

Code Workspace が開かれると、Foundry はそのワークスペースの専用コンピュートセッションを起動します。セッションのステータスは、セッションが利用可能になるまで STARTING、その後 INITIALIZING、そして RUNNING になります。ユーザーが手動でセッションを停止するか、または自動シャットダウンのタイムアウトよりも長くユーザーの操作が検出されない場合、セッションは STOPPING になり、その後 IDLE になります。Foundry のコンピュート秒は、セッションが INITIALIZING または RUNNING のときにのみ使用されます。

ワークスペースの可能なすべての状態を以下に示します。コードワークスペースがコンピュートを使用する状態は、右向きの矢印（→）で示されています。

STARTING: 新しいセッションが要求されました
→ INITIALIZING: セッションが利用可能で、設定中です
→ RUNNING: セッションが利用可能で、使用可能です
STOPPING: セッションが停止中です
IDLE: セッションが停止しています
FAILED: エラーが発生しました
TERMINATING: セッションが完全に削除されています
NOT STARTED: このワークスペースに利用可能なセッションはありません

Code Workspaces は、プラットフォーム内の他のスケーリングコンピュートと同様にコンピュート秒を測定します。その測定方法については、一般的な Foundry Compute ドキュメンテーションを参照してください。

Code Workspaces を使った Foundry コンピュートの使用状況の調査

Foundry Code Workspaces は、すべての関連するコンピュートをファイルシステム内のワークスペースリソースに帰属させます。Resource Management Applicationで、すべてのセッションの使用状況を常に確認することができます。

Code Workspaces での Foundry コンピュート使用状況の要因の理解

Code Workspace セッションのコンピュート使用状況は、セッションに利用可能な専用の計算リソースとセッションの長さに直接比例します。

セッションのハードウェアサイズを管理するには、設定 > コンピュートリソースに移動します。さまざまなセッションサイズから選択することができます。サイズの選択方法は、以下のスクリーンショットを参照してください。

セッションサイズの管理

長時間実行されるセッションは、短時間実行されるセッションよりも多くのコンピュートを利用します。必要以上にコンピュートを使用しないように、自動シャットダウンの時間を作業スタイルに合わせて調整してください。作業が終了したと確認できたときは、手動でセッションを停止する必要があります。

手動セッション停止

Foundry コンピュート使用状況の計算

この例では、10分間（600秒）実行される中規模の Foundry Code Workspace セッションで Foundry コンピュートがどのように測定されるかを示しています。

Code Workspaces で利用可能な Compute Resource プロファイルは CPU とメモリの比率を最適化し、例えば、中規模のプロファイル（2つの CPU）は15 GB を要求します。

計算セッションのサイズ: ミディアム
    vCPU: 2
    GiB_RAM: 15

実行時間: 600秒

計算
compute_seconds = max(num_vcpu, GiB_RAM/7.5) * num_seconds
                = 1200 コンピュート秒