評価の遅延

Automate アプリケーションは、オブジェクトセットの条件の監視遅延モードとして、リアルタイム監視とスケジュール監視の2種類を提供しています。

リアルタイム監視

オブジェクトセットがリアルタイムで監視されている場合、オブジェクトの変更がオントロジーに表示されてから数分以内に評価が保証されます。これは、Automate アプリケーションが変更を取り込む前に、オントロジーのインデックス作成操作が完了している必要があることを意味します。

ただし、すべてのオブジェクトセット定義がリアルタイム監視をサポートしているわけではありません。前提条件として、オブジェクトタイプが Object Storage V2 を利用したものである必要があります。また、以下の機能はリアルタイム監視には対応していません：

• 相対時間条件
• オブジェクトタイプが1つ以上
• 結合されたオブジェクトセット
• プレフィクス、用語、フレーズなど特定のフィルター処理するタイプ
• 関数を利用したオブジェクトセット生成

スケジュール監視

スケジュール監視は、ユーザー定義のスケジュールに従って条件を評価します。リアルタイム監視がサポートされていない場合、条件はデフォルトでスケジュール監視になります。これが発生した場合、スケジュール監視のラベルがリアルタイム監視を有効にできない機能を説明します。

リアルタイム監視をサポートする条件の多くは、評価遅延を切り替えるか、スケジュールを追加することでスケジュール監視に切り替えるオプションも提供します。これにより、特定の時点または定期的な間隔でオブジェクトセットの条件をチェックすることができます。

ダイジェストメールは、スケジュール監視の典型的な使用例です。たとえば、毎週の始めに、前週に作成されたすべての Support Ticket オブジェクトのリストを受け取りたいとします。新しいサポートチケットがない場合、通知を受け取りたくないとします。

これは、スケジュール監視を使用して実現できます。この例では、すべての Support Ticket オブジェクトを含むオブジェクト追加条件に、月曜日の8:00のスケジュールを追加します。その後、前週に作成されたすべての Support Ticket オブジェクトのリストをレンダリングする通知効果を追加するだけで済みます。

ダイジェストメールを送信する自動化を設定する方法の詳細なウォークスルーについては、週報の例の使用例をご覧ください。