オブジェクトセットフィルタ変数

オブジェクトセットフィルタ変数は、フィルタリスト、XYチャート、Vegaチャートやピボットテーブルウィジェットなどのウィジェットによって出力されるオブジェクトセットのフィルタ状態を追跡するために使用されます。オブジェクトセットフィルタは、オブジェクトセット変数に適用したり、ウィジェット設定でオブジェクトセットをフィルタリングするために使用されます。

オブジェクトセットフィルタ変数の作成

オブジェクトセットフィルタ変数は、ウィジェットの選択の出力をキャプチャすることを目的とすることが多いため、空の変数として作成し、ウィジェット設定で使用することができます。

フィルタのデフォルト状態は、オブジェクトタイプ、プロパティタイプ、およびそのプロパティタイプの値を選択することで指定できます。値はインラインで指定することも、変数として指定することもできます。

複数のオブジェクトタイプを選択する場合、すべてのオブジェクトタイプで共有されるプロパティに基づいてフィルタリングすることをお勧めします。そうしないと、特にMarketplaceからモジュールをデプロイする場合に予期せぬ動作が発生する可能性があります。

プロパティを指定した後にオブジェクトタイプを削除して、フィルタをオブジェクトタイプに依存しないものにすることもできます。ただし、少なくとも1つのオブジェクトタイプが指定されていない限り、追加のプロパティフィルタを追加したり、プロパティ値の変数を選択したりすることはできません。

フィルタ値の抽出

ワークフローによっては、オブジェクトセットフィルタから特定のフィルタ値を抽出し、モジュールの他の場所で使用することが役立つ場合があります。以下は、この機能が有用であるサンプルユースケースです：

1. ユーザーが最初にEmailオブジェクトのEmail Dateプロパティでフィルタリングしている場合に、そのフィルタを別のデータモデルを持つPhone CallオブジェクトのCall Dateプロパティでも機能するように変換したい場合。
2. フィルタリストウィジェットでユーザーが特定のアラートタイプにフィルタリングした場合、その選択されたアラートタイプを文字列変数に抽出し、それを使用してCreate New Alertアクションを事前入力する場合。
3. ユーザーがExploration Search Barウィジェットで特定のプロパティにフィルタリングした場合、そのフィルタ状態をモジュールインターフェース変数として動的URLパラメータで保存し、同じ選択でモジュールを再ロードできるようにする場合。

これを達成するために、プロパティ値の変数を使用してデフォルトフィルタ変数状態を指定し、フィルタ値の変更時に使用される変数を更新するをオンにします。

フィルタ値がデフォルトフィルタの形状に一致するフィルタに更新されると、構成されたデフォルトの各変数の値がフィルタから抽出された値に更新されます。

上記のフィルタを使用して、フィルタリストで1ゲームあたりのポイント範囲を選択すると、これらの抽出変数にバックアップされた数値入力が更新されます。

以下の値タイプのみが抽出可能です：

• 数値範囲
• 日付/時間範囲
• 文字列項目
  • 複数の値を抽出するには、配列変数を構成する必要があります。配列ではない変数が構成されている場合、最初のフィルタ値のみが抽出されます。