ループレイアウト

このページではループレイアウトについて説明します。Workshopの埋め込み機能の概要については、埋め込み概要ページ を参照してください。

ループレイアウトでは、ビルダーがオブジェクトセットをループさせ、そのオブジェクトセット内の各オブジェクトに対して埋め込まれたモジュールを表示することができます。このとき、そのオブジェクトを入力として使用します。ループレイアウト内の各埋め込みモジュールは、他の埋め込みモジュールインスタンスとは独立して機能し、独自の変数スコープとレイアウト状態を持ちます。

設定

ループレイアウト設定では、ビルダーがループ処理するオブジェクトセットと、選択したオブジェクトセット内の各オブジェクトに対して埋め込むモジュールを選択することができます。また、並び替えやページングスタイルのコントロールも提供されます。

ループ処理するオブジェクトセット

ループレイアウトで最初に行われる設定は、「ループ処理するオブジェクトセット」変数入力です。このオブジェクトセットは、ループレイアウトでループ処理され、「モジュール選択」ステップで設定された子埋め込みモジュールのインスタンスを表示するために、このセットからの各オブジェクトが使用されます。

並び替え

プロパティの並び替えは、ループ処理されるオブジェクトセットに適用され、ループレイアウトでオブジェクトが表示される順序を決定します。

ページングスタイル

• 制限: このページングスタイルは、最初のX個のオブジェクトまでを表示する1ページのみを表示します。ここで、Xは「表示する最大アイテム数」設定で設定された値です。
• ページ分け: このページングスタイルは、サイズXのオブジェクトのページを表示します。ここで、Xは「1ページあたりの最大アイテム数」設定で設定された値です。ループレイアウトは、現在最初の1万個のオブジェクトをページングすることができます。

モジュール選択

ループレイアウトのモジュール選択は、埋め込みモジュールウィジェットのモジュール選択と同様に機能し、Compassリソースセレクタを使用して子モジュールを選択する必要があります。ただし、ループレイアウト用の選択モジュールは、プロモートされたオブジェクトセット変数を持っている必要があります。

ループ処理するオブジェクトセットからのオブジェクト用プロモート変数

この設定では、ビルダーは、子モジュールからのプロモートされたオブジェクトセット変数を選択して、「ループ処理するオブジェクトセット」変数からのオブジェクトにマッピングする必要があります。

この変数値が子モジュールで変更されると、「変数値の設定」イベントなどで、予期しない動作が発生する可能性があります。

通信する変数

上記で説明したプロモート変数入力を除いて、ループレイアウトの変数マッピングは、他のすべてのプロモート変数に対して埋め込みモジュールの変数マッピングと同じ方法で機能します。

レイアウト設定

パディング

これは、他のWorkshopレイアウトで提供されているパディング設定と同じです。設定されたパディングは、ループレイアウト内の埋め込みモジュールのインスタンスごとに適用されます。

内部ボーダースタイル

ループレイアウトにパディングが適用されている場合、内部ボーダースタイルを選択することができます。このスタイルは、ループレイアウト内の埋め込みモジュールのインスタンスごとに適用されます。

変数の共有

変数マッピング は、ループレイアウト内の埋め込みモジュール間で変数値を共有することができます。これは、選択されたオブジェクトの状態などを共有するために役立ちます。このユースケースでは、各埋め込みモジュールは、共有された「選択されたオブジェクト」変数の値を設定するイベントを持つことができ、親モジュールで使用することができます。

制限事項

ループレイアウトのページング制限

ループレイアウトは、現在最初の1万個のオブジェクトをページングすることができます。この制限は将来変更される可能性があります。

動的値

モジュールインスタンスごとに動的な変数値は、渡されるオブジェクトから導出される必要があります。渡されるオブジェクトは、各モジュールインスタンスが区別される唯一の方法です。ループレイアウト内のすべてのモジュールインスタンスに追加の変数を渡すことができますが、これらの変数はインスタンス間で共有されます。