キオスクモード

キオスクモードは、Workshop アプリケーションに対して長期間の制限付きセッションを有効にし、安全に表示できるようにする機能をビルダーに提供します。

キオスクモードセッションは読み取り専用であり、オブジェクトの編集や作成などのオントロジーの書き戻しはトリガーされず、セッション内で表示可能なコンテンツを制限する権限が付与されます。キオスクモードセッションのスコープに含まれるエンティティの詳細はこちらで確認できます。

Workshop モジュールのキオスクモードを構成する

キオスクモードの設定は、Control Panelから組織ごとに構成および管理できます。

モジュールがキオスクモード設定の許可リストに追加されると、キオスクモードセッションを起動する権限を持つビルダーは、モジュールの設定パネルの高度な機能セクションに移動し、キオスクモードトグルを有効にすることで起動できます。モジュールの右上にキオスクを開くボタンが表示されます。このボタンを選択すると、セッションの期間中に表示されるモジュールの現在公開されているバージョンの内容を概説するモーダルが開きます。これには、オブジェクトタイプ、リンクタイプ、関数、および他の埋め込まれた Foundry アプリケーションが含まれます。モジュールの内容のスコープを確認した後、セッションを起動を選択してキオスクモードセッションを開始します。

Control Panelおよび Workshop の両方でモジュールに対してキオスクモードが構成および有効化された後、キオスクを開くを選択することで、表示モードでもキオスクモードセッションを起動できます。

キオスクモードを終了を選択することで、キオスクモードセッションを終了できます。アクティブなキオスクモードセッションは、Control Panelのキオスクモード設定セクションにあるセッション起動履歴テーブルから管理者によっても終了できます。

キオスクモードセッションのスコープ

キオスクモードでは、モジュールの権限が制限され、アクティブなセッションで表示可能なコンテンツが制限されます。その結果、キオスクモードでモジュールを表示する際のコンテンツは、表示モードや編集モードで表示する際のコンテンツと異なる場合があります。

キオスクモードセッションのスコープに含まれるコンテンツは、キオスクセッションの起動モーダルのスコープ内のコンテンツセクションに表示されます。埋め込まれた Workshop モジュールからのネストされたエンティティは自動的に含まれ、キオスクモードセッションで表示されますが、他の埋め込まれた Foundry アプリケーションからのネストされたエンティティは自動的には含まれません。

以下は、キオスクモードがエンティティの権限を制限してセッション内で表示可能なコンテンツを制限する方法を示す 2 つの例です：

• Vertex Graph ウィジェットを介して埋め込まれた Vertex Graph は、Workshop モジュール内に直接存在しないオブジェクトタイプを参照する場合があります。つまり、キオスクモードセッションが起動されると、そのオブジェクトタイプはセッションのスコープに含まれず、キオスクモードで表示されません。
• モジュール内のオブジェクトタイプに対して検索を実行する関数は、対応するリンクタイプが Workshop モジュール内に存在しない場合、キオスクモードで失敗する可能性があります。

キオスクセッションの起動を使用して、キオスクモードで表示されるエンティティを確認できます。キオスクモードセッションのスコープに含まれないエンティティを含めるには、モジュール内のどこかにそのエンティティへの直接的なリファレンスを追加できます。

既知の制限事項

• 制限付きビューのデータソースを利用したオブジェクトタイプは、キオスクモードではサポートされていません。
• オントロジーに書き戻しが可能なため、すべての埋め込み Slate アプリケーションはセキュリティ上の理由から無効化されています。