高スケールオブジェクトデータの表示 [Beta]

デフォルトでは、Mapアプリケーションはレイヤー内のすべてのオブジェクトをロードしてマップ上に描画します。これにより、オントロジーからブラウザにロードできるデータの量だけデータを描画できるため、スケールの制限が生じます。 高スケール描画を有効にする 機能は、マップの可視範囲を表示するために必要なデータのみをアプリケーションがロードするように制限することで、大量のオブジェクトセットの表示を容易にします。

高スケール描画の有効化

ユーザーのインスタンスで高スケール描画が利用可能であれば、レイヤーのスタイルパネルで 高スケール描画を有効にする トグルを使用して、レイヤーごとに有効にできます。

高スケール描画は、次の条件が満たされている場合にのみ、レイヤーで利用できます。

• OQLがユーザーのFoundryインスタンスにインストールされている。
• レイヤーのオブジェクトタイプがOQLに同期されている。これは、オブジェクトタイプのFunnel pipelineで設定できます。
• レイヤーのオブジェクトタイプには、少なくとも一つのgeohashまたはgeoshapeプロパティが存在している。

高スケール描画でのオブジェクトの追加

高スケールモードでの表示をサポートするオブジェクトタイプでは、検索ダイアログはマップに追加できるオブジェクトの数を制限しません。そのため、すべてを追加オプションは常に有効です。

高スケール描画機能の互換性

高スケールレイヤーで描画されたオブジェクトは、いくつかの理由により、他のMapアプリケーション機能と正しく相互運用できません。

• Beta開発段階の機能であるため、以下に示す欠けている機能の多くは、現在開発中であり、機能が一般提供に達したときに利用可能になります。
• 高スケール描画と互換性のない多くの機能は、高スケールレイヤーで描画されるデータのスケールをサポートできないサービスからデータをロードすることを必要とします。

スタイリングオプション

Geohashとgeoshapeプロパティは、オブジェクトレイヤースタイラーでサポートされている唯一のジオメトリソースであり、すべてのスタイリングオプションではプロパティ値のみがサポートされています。

したがって、以下のオプションはサポートされていません。

• 時系列ベースのスタイリング（測定値とTSPs）
• 派生プロパティ関数
• 時間による不透明度
• ラベル
• タイムラインスタイラー

フィルタリング

高スケールレイヤーに表示されるオブジェクトは、ヒストグラムまたはタイムラインで適用されたフィルター処理を尊重しません。

シェイプ

高スケールレイヤーに表示されるオブジェクトは、アクティブな選択からシェイプを作成するときに含まれません。