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グラフテンプレートを作成する

Vertex グラフテンプレートは、パラメーターに基づいて定義されたスタイリングでグラフを生成するリソースです。これにより、以下のようなワークフローが可能になります。

  • オブジェクト/オブジェクトセットを別のオブジェクト/オブジェクトセットに置き換えてグラフ解析を行う。
  • 消費者向けにグラフ生成ワークフローをエンコードした再利用可能なリソースを作成する。
  • オブジェクトビューやワークショップアプリケーションなど、他の Foundry アプリケーションにグラフテンプレートを埋め込む。

任意の Vertex 解析はグラフテンプレートに変換することができます。解析をテンプレートに変換することで、同じ性質の将来の解析を行いやすくなります。

この例では、航空遅延を調査し、Delay Event(遅延イベント)をAircrafts(航空機)や同日に遅延したFlights(フライト)(Airports(空港)で)と関連付ける Search Around 機能を使用しています。下記に示すフライト遅延調査グラフを生成した解析は、自由な形式で行われ、構造が強制されていません。この解析からグラフテンプレートを作成することで、今後の調査でこの解析テンプレートを再利用できるようになります。

テンプレート用のグラフ解析

この解析をグラフテンプレートに変換するには、右上のツールバーで保存オプションを開いて Save as Template... を選択します。

テンプレートヘルパーを開く

これにより、Configure parameters オプションを持つヘルパーが開きます。グラフテンプレートパラメーターには、object parametersnon-object parameters の2種類があります。

オブジェクトパラメーターは、テンプレートが使用された際にグラフに追加されるオブジェクト入力です。オブジェクトパラメーターを追加することで、グラフテンプレートユーザーが提供するオブジェクトに対して Search Around や関数を実行できるようになります。

非オブジェクトパラメーターは、カスタム Search Around 関数や保存された Search Around に引数として使用できる追加のパラメーターです。非オブジェクトパラメーターのサポートされるタイプは、Search Around 関数でサポートされる非オブジェクト引数と同じです。

テンプレートパラメーターの設定

次に、テンプレートに関連付けられた Search Arounds の設定 ができます。各オブジェクトパラメーターは、オントロジーリンクを使用した単純な Search Around、Search Around 関数、または Search Around サイドバーを使用して構築された保存された Search Around のいずれかである Search Around に関連付けることができます。Search Around 関数や保存された Search Around の非オブジェクト引数は、定数またはパラメーターのいずれかにマッピングできます。入力をパラメーターにマッピングするには、入力ボックスの左側にあるパラメーターボタンを選択し、ドロップダウンからパラメーターを選択します。

テンプレートパラメーターの設定

パラメーターや Search Around を追加した後、テンプレートに関連するレイヤーの設定やレイヤースタイリングができます。スタイリングレイヤーは、グラフ上の現在のスタイリングを保存します。除外されたレイヤーは、保存されたテンプレートにレイヤースタイルが含まれないようにします。

テンプレートパラメーターの設定

最後に、適用するレイアウトを選択し、現在の解析から保持するグラフ設定を選択した後、template summary を表示し、テンプレートを保存するかどうかを選択できます。

テンプレートの概要

グラフテンプレートを使用する

テンプレートが開かれると、テンプレートパラメーターの値を入力するように求められます。

オブジェクトまたはオブジェクトセットは、URL クエリパラメーターを使用してテンプレートに事前に読み込むこともできます。

  • オブジェクト: クエリパラメーター objectRid=<your_object_rid_here> を使用します。
  • オブジェクトセット: クエリパラメーター objectSetRid=<your_object_set_rid_here> を使用します。

与えられたパラメーター値を操作するには、上部のツールバーにある Parameters ボタンを使用します。これにより、特定のオブジェクトパラメーターの値として使用されるすべてのオブジェクトを選択したり、パラメーター値を変更してグラフを再生成したりできます。

テンプレートの使用

テンプレートは、Vertex ウィジェットを使用してワークショップに埋め込むこともできます。