プロセスマイニングの運用化

Machineryプロセスは、Workshop の専用ウィジェットを使用して運用アプリケーションに統合できます。Machineryアプリケーションがプロセスの定義を示す一方で、Machineryウィジェットはプロセスオブジェクト全体の_実際の_状態を表示します。

ウィジェットの主な用途は次の2つです:

• ユーザー固有のワークフローのためのプロセスのユニークなビューを作成すること。表示するメトリクスやグラフの見た目をカスタマイズすることができます。
• プロセスを分析し、プロセスオブジェクトのサブセットを掘り下げて豊富なメトリクスやノードの色分けを視覚化することでボトルネックを特定すること。

Machineryは、アプリケーション開発を開始するためのMachinery Express Applicationを提供しています。これは、すぐに使用できる分析ツールとしても利用できます。モジュールを作成するには、MachineryアプリケーションのOverviewサイドパネルのModulesメニューに移動し、Create Moduleを選択します。

Machinery Process Overviewウィジェット

Workshopでは、Machinery Process Overviewウィジェットを作成できます。可視化したいプロセスを含むMachineryリソースを選択します。オントロジーの設定やノードの位置は、そのプロセスから検出されます。

入力データ

Machinery Process Overviewウィジェットは、特定のプロセスオブジェクトのセットを表示します。これらのオブジェクトは、Workshopオブジェクトセット変数を通じて提供できます。一貫性を保つために、プロセスログの変数はプロセスからの検索周りで取得する必要があります。

デフォルトでは、最終更新日時は各プロセスオブジェクトの最新のログエントリのタイムスタンプを指します。Updated atプロパティをプロセスオブジェクトタイプに自分で保持することを選択した場合、ここでその動作を上書きすることができます。

ノードメトリクス

Machinery Process Overviewウィジェットは、最新の状態とその状態に入った時間に基づいて一連のデフォルトメトリクスを計算します。プロセスオブジェクトの動作を理解するために、他のプロパティからコンテキストを追加できます。Custom Metricsセクションで、プロセスおよびログオブジェクトタイプのすべてのプロパティに基づいて数値メトリクスを定義できます。

ノードとエッジのスタイリング

これらのセクションでは、アプリケーションのユーザーがプロセスをどのように見るかを定義できます。

グラフ出力

Machinery Process Overviewウィジェットを使用して、Workshopアプリケーションの他の部分を制御できます。グラフ上のユーザー操作は、オブジェクトセットフィルターや、選択された要素のIDを含む文字列型変数を制御できます。

ライブマイニング

一般的には、まず抽象的なプロセス定義を確立し、それに対して観察されたデータを照合するべきです。しかし、主な目的がログデータとプロセスエンティティのジャーニーを理解することである場合は、Machineryでプロセスを定義するのは時期尚早かもしれません。このシナリオでは、Machineryはライブマイニング、つまり運用データからリアルタイムでプロセス定義を抽象化する機能を提供します。

Machineryグラフを空のままにして、Machineryウィジェットを含むWorkshopモジュールを作成することができます。「Create module」機能の利用をお勧めします。

Workshopモジュールの編集モードでアクセスできるMachineryウィジェットの設定中に、Enable live miningを有効にすることができます。ライブマイニングが有効になると、Machineryは提供されたログオブジェクトセット変数に存在するすべての状態と遷移を識別し、結果として得られるノードをレイアウトします。このオブジェクトセットをフィルター処理することで、データのサブセットを探索し、これらのオブジェクトによって形成されるプロセスをリアルタイムで観察できます。