オントロジーへの変更を保存する

変更内容を保存する

オントロジー・マネージャーで行った変更は、作業途中の状態としてローカルに保存されます。これらのオントロジーの変更を他の人が利用でき、ユーザー向けアプリケーションに反映させるためには、変更を保存する必要があります。変更を保存するには以下の手順を行ってください。

1. アプリケーションの右上にあるアプリケーションヘッダーから 保存 を選択します。

2. 変更を確認 ダイアログを開き、すべての変更を確認します。
3. 最後に、保存 を選択してオントロジーを更新します。

エラーと警告の処理

保存 ボタンがグレーアウトしている場合、保存を妨げるエラーが存在するかもしれません。これを解決するためには以下の手順を行ってください。

• 変更内容をスクロールしてエラーメッセージを直接確認する、もしくは
• 変更を確認 ダイアログの上部にある エラー タブを選択し、保存を防ぐエラーを確認する。

変更を確認 ダイアログには、直接行うことが推奨される変更に対する警告も表示され、警告 タブにも表示されます。エラーは保存するために処理する必要がありますが、警告は保存を防ぐものではありません。

エラーが発生した場合、保存する前に編集する必要があるリソースに移動するためのショートカットを使用することができます。

更新とマージコンフリクトの処理

変更を開始してから他のユーザーによってオントロジーが保存された場合も、保存 ボタンがグレーアウトされることがあります。他のユーザーの変更と自分の変更をマージするためには、変更を確認するダイアログの上部から 更新 を選択する必要があります。

他のユーザーが行った変更と作業中の状態の変更との間にマージコンフリクトが存在する可能性があります。これを解決するように求められます。オントロジーの最新バージョンの変更を保持するか、作業中の状態の変更でそれらを上書きするかを選択することができます。

変更を破棄する

オントロジーの各リソースに対する編集は、変更を確認 ダイアログにそれぞれがエントリとして表示されます。変更を確認 ダイアログのエントリにマウスをホバーさせてゴミ箱アイコンを選択することで、リソースに対する変更を破棄することができます。

アプリケーションの右上にあるヘッダーの 破棄 ボタンを選択するか、変更を確認 ダイアログの下部にある 破棄 を選択することで、いつでもオントロジーに対するすべての未保存の変更を破棄することができます。

警告メッセージに対する対応

変更を確認 ダイアログで変更を確認すると、保存する前に警告を確認するように求める警告メッセージが表示されることがあります。

オブジェクトタイプやそのプロパティへの編集は、そのオブジェクトタイプを利用するアプリケーションに対してアプリケーションを破壊する影響を及ぼす可能性があります。また、オブジェクトタイプに書き戻しが有効になっている場合、そのオブジェクトタイプに対する編集の履歴が削除されないように、そのオブジェクトタイプに対する編集には特に注意が必要です。

どの変更が破壊的であるかの詳細な説明については、潜在的な破壊的変更について詳しく読んでください。

警告メッセージで詳細に説明されている変更の影響を読み、それらの変更の意味を理解したら、編集したエンティティの名前を入力して保存を進めることができます。

保存に失敗したときのトラブルシューティング

オントロジーを動かしているバックエンドサービスで問題が発生した場合、保存すると以下の画像のようなエラーメッセージ "toast"（ポップアップ）が表示されます。保存できない理由を説明するテキストの最後に、エラーメッセージの名前が表示されます。エラーメッセージの名前は OntologyMetadata: または Phonograph2: というプレフィックスで始まります。

オントロジーのドキュメンテーション全体には、オントロジーに対するさまざまな変更に関連する最も一般的なエラーへの参照があります。エラーメッセージが表示された場合、そのエラーとその対処法がドキュメンテーションに記載されているかどうかを確認するためにドキュメンテーションでそのエラーメッセージを検索してください。