値のフォーマットは、プロパティの値に特別なフォーマッターを適用し、生の値をより読みやすいバージョンに変換することを指します。下の画像では、左側（Before）がフォーマットを適用していないweightおよびvalue行を表示しています。右側（After）は、weight行に単位（“kg”）を適用し、value行を通貨記号付きのよりコンパクトな形式（“$100K”）で表示しています。これらは両方とも数値のフォーマットの例です。オントロジーは、日付と時間のフォーマット、ユーザーIDのフォーマット、リソースRIDのフォーマットもサポートしています。

サポートされている値のフォーマット

値のフォーマットを追加する

プロパティエディターで：

1. 値のフォーマットを追加したいプロパティを選択します。
2. プロパティペインの右側のパネルに、プロパティの基本タイプに応じたフォーマットのタイプ（値のフォーマット、数値のフォーマット、日付と時間のフォーマットなど）が表示されます。フォーマットをオンにします。

3. 数値のフォーマットと日付と時間のフォーマットでは、以下に説明するように、追加のフォーマットオプションが利用可能です。
   • 数値のフォーマットオプション
   • 日付と時間のフォーマットオプション
4. 利用可能なフォーマットオプションを選択すると、新しいフォーマットが適用された状態でプロパティの値がどのようにレンダリングされるかのプレビューが表示されます。

数値のフォーマットオプション

日付と時間のフォーマットオプション

タイムゾーン

タイムスタンプをフォーマットする場合、タイムスタンプをどのタイムゾーンでレンダリングするかを指定できます。これは、入力した静的なタイムゾーン、またはアプリケーションユーザーの現在のタイムゾーンとすることができます。静的なタイムゾーンを入力するときは、UTCオフセットまたはロケール名を入力してタイムゾーンを検索できます。

ユーザーIDのフォーマット

値のフォーマットは、Foundry/MultipassのユーザーIDまたはグループIDである文字列に適用でき、Multipass usernameオプションを選択することでユーザーの名前と姓、またはグループ名に変換して表示できます。この値のフォーマットオプションは、通常、プロパティを編集するActionを作成し、ユーザーIDまたはグループIDをプロパティフィールドの一つに格納する場合に使用されます。バックエンドのデータでは、この情報はユーザーのFoundryユーザーIDまたはグループIDとして格納され、値のフォーマットを適用してIDの代わりにユーザー名またはグループをレンダリングできます。

FAQ

これは既存のタイプクラスと一緒に動作しますか？

値のフォーマットはUIにおける既存のタイプクラスよりも優先されます。両方が設定されている場合、値のフォーマットが表示されます。ただし、あるプロパティには値のフォーマットを使用し、別のプロパティにはタイプクラスを使用することができます。

これはObject Viewsの編集可能なプロパティと一緒に動作しますか？

値のフォーマットは、インライン編集が設定されたプロパティでサポートされています。レガシーのhubble:editableタイプクラスを持つプロパティでは、値のフォーマットが無効になります。