概要

オブジェクトタイプは、実世界のエンティティまたはイベントのスキーマ定義です。 オブジェクトまたはオブジェクトインスタンスは、オブジェクトタイプの単一のインスタンスを指します。オブジェクトは、実世界のエンティティまたはイベントの単一のインスタンスに対応します。 オブジェクトセットは、複数のオブジェクトインスタンスのコレクションを指します。つまり、オブジェクトセットは、実世界のエンティティまたはイベントのグループを表します。

たとえば、Ontology Managerでは、「すべての従業員」またはそのタイプのすべてのオブジェクトの特性を定義するEmployeeオブジェクトタイプを作成することができます。オブジェクトは、「Melissa Chang」、「Akriti Patel」や「Diego Rodriguez」のようなEmployeeオブジェクトタイプの単一のインスタンスを指します。「すべての終身雇用従業員」のようなオブジェクトのグループは、オブジェクトセットを表します。

同様に、Ontology Managerでは、「すべてのフライト」またはそのタイプのすべてのオブジェクトの特性を定義するFlightオブジェクトタイプを作成することができます。オブジェクトは、「JFK → SFO 2021-02-24」や「TLV → LHR 2020-04-16」のようなFlightオブジェクトタイプの単一のインスタンスを指します。「すべて到着したフライト」のようなオブジェクトのグループは、オブジェクトセットを表します。

オントロジーの基盤となる概念は、データセットの構造に類似した概念を持っています。オントロジーにおけるオブジェクトタイプの定義は、データセットの定義に類似しており、オブジェクトの定義はデータセットの行の定義に類似しています。オブジェクトセットの定義は、データセットのフィルター処理された行のセットに類似しています。たとえば、Employeeデータセットは「すべての従業員の行」のスキーマを定義するかもしれません。この場合、単一の行は「Melissa Chang」、「Akriti Patel」や「Diego Rodriguez」のような単一の従業員を指します。データセットを勤続年数に基づいてフィルター処理すると、「すべての終身雇用従業員」を表す行のセットが得られます。

抽象的なデータモデルではなく、Foundry オントロジーは各オントロジーの概念を組織の実際のデータにマッピングし、このデータ資産が実世界のアプリケーションを駆動できるようにします。オブジェクトは、Ontology Managerでオブジェクトタイプにバックデータソースを追加することによってユーザーアプリケーションで作成および表示されます。Employeeタイプのオブジェクトを作成するには、組織はEmployeeオブジェクトタイプにバックデータソースを追加し、従業員ディレクトリやその他の企業データをオントロジーに接続します。

オブジェクトタイプを作成する方法を学んで始めましょう。