リンクタイプの編集

警告

リンクタイプの編集は、ユーザーのワークフローを中断するアプリケーション破壊的な結果をもたらす可能性があります。リンクタイプの編集を行う前に、以下の潜在的な破壊的変更のセクションを読んでください。

潜在的な破壊的変更

書き戻しのないリンクタイプ

リンクタイプのバッキングデータソースを登録解除し、再登録する必要がある変更は、その再インデックス時間中にユーザーアプリケーションでそのタイプのリンクが利用できなくなります。これらの変更は以下に説明しています。

以下の変更は、保存時にリンクタイプのバッキングデータソースを登録解除し、再登録（または削除）します：

多対多のリンクタイプのバッキングデータソースを変更する。
リンクタイプのカーディナリティを変更する。
リンクタイプの外部キーを変更する。
リンクタイプを削除する。

これらの変更のいずれかを保存しようとすると、ユーザーアプリケーションへの潜在的な影響について警告されます。

例えば、リンクタイプがWorkshopアプリケーションでの検索に使用されている場合、そのWorkshopアプリケーションは再インデックスが完了するまで機能しなくなります。リンクタイプの再インデックスの進行状況は、そのDatasourcesページのPhonographペインで確認できます。

Object Storage V1 (Phonograph)についてさらに詳しく知る

書き戻し機能のあるリンクタイプ

リンクタイプに書き戻し機能が有効になっている場合、そのリンクタイプに対する編集を行う際には特別な注意が必要です。リンクタイプへの編集履歴はObject Storage V1 (Phonograph)に保存されています。書き戻しデータセットがビルドされるたびに、編集履歴が再適用されて、書き戻しデータセット内の編集済みリンクの最終状態が得られます。リンクタイプのバッキングデータソースがObject Storage V1 (Phonograph)から登録解除されると、Objects Storage V1 (Phonograph)内の編集履歴が削除され、書き戻しデータセットの今後のビルドが失敗します。

前のセクションでリストした登録解除が必要な変更に加えて、書き戻し機能が有効なリンクタイプでは、いずれかの列にスキーマの変更が行われると、登録解除が必要となります。これは、一度でも編集を受けたリンクタイプのバッキングデータソースに対して、現在は編集を受けていない場合でも同様です。スキーマの変更には、列の名前と基本タイプの変更が含まれます。

警告

Object Storage V1 (Phonograph)は、これらのスキーマ変更のいずれかに対してリンクタイプのバッキングデータソースを自動的に登録解除しません。代わりに、再インデックスは失敗し、保存したスキーマ変更を元に戻すか、リンクタイプのDatasourcesページのPhonographペインでリンクタイプのバッキングデータソースを手動で登録解除し、再登録すると成功します。

編集履歴を消去する可能性のある変更を保存しようとすると、編集への潜在的な影響について警告されます。

これで、既存のリンクタイプを編集する際の考慮事項が理解できましたので、安全に変更を行うことができます。

既存のリンクタイプへの移動

作業中のリンクタイプを変更することは常に可能で、ホームページのサイドバーからリンクタイプページを選択し、リストから別のリンクタイプを選択します。また、アプリケーションヘッダーの検索バーで新しいリンクタイプを常に検索することも可能です。ナビゲーションについて詳しく読む。

リンクタイプの削除

オブジェクトタイプを削除するには、リンクタイプビューサイドバーの右上にある（三つのドット）アイコンを選択し、ドロップダウンからDeleteオプションを選択します。リンクタイプを削除するためのステージングを確認するダイアログが表示されます。

リンクタイプの削除は、変更を保存した後にのみ有効になり、オブジェクトタイプを参照するビューまたはアプリケーションが壊れることに注意してください。
activeステータスのリンクタイプは削除できないことに注意してください。ステータスについて詳しく読む。

バッキングデータソースの変更

バッキングデータソースの変更は以下の手順で行います：

リンクタイプビューのDatasourcesページに移動します。
既存のデータソースの隣にある Selectアイコンを選択します。これにより、Foundryで利用可能なデータソースを閲覧し、選択することができます。

警告

リンクタイプのバッキングデータソースを変更すると、古いデータソースの列とリンクタイプを定義するキーとの間の任意の接続が削除されます。新しいデータソースに変更すると、古いデータソースと同じスキーマを持つ場合に限り、キーが自動的に再マッピングされます。それ以外の場合は、新しいデータソースにキーを再マッピングする必要があります。

バッキングデータソースを選択

リンクタイプのメタデータの編集

Status: リンクタイプペインのトップにある既存のステータスを選択し、利用可能なステータスのドロップダウンを開きます。 deprecated、experimental、activeのステータスから選択します。
- ステータスについて詳しく読む。
Key: ドロップダウンから外部キーを変更するか、多対多のリンクタイプでの列のマッピングを変更します。
- 多対多のカーディナリティを持つリンクタイプでは、バッキングデータソースの列はオブジェクトタイプのプライマリキーにマッピングする必要があります。オブジェクトタイプのプライマリキープロパティのタイプが、リンクタイプのバッキングデータソース内でマッピングされている列のタイプと同じでない場合、エラーが発生し保存できません。
- 他の任意のカーディナリティを持つリンクタイプでは、アプリケーションはオブジェクトタイプの一方のキーがそのオブジェクトタイプのプライマリキーにマッピングされることを要求します。これにより、カーディナリティの「一」側が一意であることが保証されます。
Display name: 既存の表示名を選択してテキストを編集します。
Visibility: リンク可視性リストから可視性を確認します。prominentなリンクタイプは、ユーザーに最初にこのリンクタイプを表示するようにアプリケーションに指示します。hiddenなリンクタイプはユーザーアプリケーションに表示されません。
API name: 既存のAPI名を選択してその値を変更します。
- activeステータスのリンクタイプのAPI名は変更できないことに注意してください。
  - ステータスについて詳しく読む。
  - 有効なAPI名について詳しく読む。
Type classes: タイプクラスを追加メタデータとして適用し、アプリケーションで解釈できます。
- 利用可能なタイプクラスのリストを参照して、詳細情報を得てください。