npm 依存関係の追加

Functions のリポジトリは、Foundry オントロジーに基づいたコードの生成や、ユーザーのコード内の Functions の検出などに使用するパッケージを含む依存関係を管理するために npm ↗ を使用します。ユーザーは npm を使用して、数値や日付の操作、統計計算の実行、XML などのデータ形式の操作などの目的で標準パッケージをリポジトリにインストールできます。

Functions ランタイムは純粋な JavaScript ライブラリのみをサポートしていることに注意してください。NodeJS ランタイムに依存し、システム呼び出しを行うパッケージはサポートされていません。

公開 npm レジストリからの依存関係の取得を有効にする

デフォルトでは、Functions のリポジトリは公開 npm レジストリからパッケージを取得しません。

リポジトリが公開 npm レジストリから依存関係をまだ取得していない場合、Code Repositories で package.json ファイルを開いたときに、それを有効にするためのバナーが表示されます。

Code Repositories で依存関係を追加する

ユーザーは、Code Repositories の Libraries サイドバーを使用して、Functions リポジトリにパッケージを追加できます。希望のパッケージを検索し、結果を選択して最新バージョンなどの詳細を表示します。結果には、Foundry と https://npmjs.com からのパッケージが含まれます。

パッケージを package.json ファイルの dependencies または devDependencies に追加するかどうかを選択します。Add and install library を選択して、リポジトリにパッケージを追加します。

パッケージの元となるリポジトリがまだバッキングリポジトリとして設定されていない場合、追加のリソースをインポートするようにダイアログが表示されます。Add and install library ボタンは自動的にパッケージとその依存関係をユーザーの Functions リポジトリにインポートし、package.json と package-lock.json を更新します。

実行中のインストールタスクが完了すると、パッケージはリポジトリ内で使用する準備が整います。

typescript-functions テンプレートのバージョンが 0.520.0 未満の場合、タスクランナーを通じたインストールは無効になります。この場合、更新した package.json ファイルをコミットし、チェックが正常に通過することを確認した後、新しいパッケージを利用可能にするために Code Assist を再起動します。

手動で依存関係を追加する

ユーザーは、Code Repositories の package.json ファイルを修正することで、手動でパッケージを追加することができます。これは、特定のパッケージバージョンをインストールする必要がある場合に便利です。package.json を開き、https://npmjs.com から選択した適切なバージョンを持つ依存関係を追加し、Commit を選択します。チェックが正常に通過することを確認した後、新しいパッケージを利用可能にするために Code Assist を再起動します。

以下は、d3-array パッケージをリポジトリの package.json ファイルに手動で追加する例です：

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  "dependencies": {
    ...
    "d3-array": "^2.3.1"  // プロジェクトの実行時に必要なd3-arrayライブラリ
  },
  "devDependencies": {
    ...
    "@types/d3-array": "^2.0.0"  // 開発時に必要なd3-arrayの型定義ファイル
  }