オントロジーのプリミティブとデータモデルの設定

動的スケジューリングのオントロジーのプリミティブは、1つのスケジュールオブジェクトと1つ以上のリソースオブジェクトで構成されています。まず、オントロジーマネージャでオブジェクトを作成してください。最低限、Workshopウィジェットには2つのオブジェクトタイプが必要です。スケジュールオブジェクトとリソースオブジェクトです。

例：航空機のメンテナンススケジュール

以下の例は、航空機のメンテナンスタスクをスケジュールするプロセスを示しています。

シンプルな構成

最低限の要件である2つのオブジェクトタイプ構成をDynamic Scheduling Workshopウィジェットで使用する場合は、以下のようになります。

• スケジュールオブジェクトタイプ： 以下の例では、メンテナンスタスクは時間に制約されたアクティビティです。
• リソースオブジェクトタイプ： 航空機は、タスクが実施されるオブジェクト/場所です。

高度な構成

動的スケジューリングデータは、2つのオブジェクトタイプモデルを超えたさまざまな追加構成をサポートし、アプリケーションビルダーが複雑で高度なワークフローを作成することができます。

上記の2つのオブジェクトタイプモデルに基づいて、メンテナンスタスクが割り当てられた航空機でいつメンテナンスタスクが行われるかをスケジュールするだけでなく、誰がメンテナンスタスクを実施するかを特定の整備士にタスクを割り当てることで決定することができます。この新しいオントロジーでは、下図のように、整備士オブジェクトが第二のリソースオブジェクトタイプとして機能し、その数は無制限になります。

• スケジュールオブジェクトタイプ： メンテナンスタスクは時間に制約されたアクティビティです。
• リソースオブジェクトタイプ 1： 航空機は、タスクが実施されるオブジェクト/場所です。
• リソースオブジェクトタイプ 2： 割り当てられたメンテナンスタスクを実施する整備士。

オントロジーの要件

オントロジーは、スケジューリングのプリミティブとして定義される必要があります。オントロジーのオブジェクトをすばやく分類するために、オントロジーマネージャウィザードを使用してください。セットアップツールを使用する前に、スケジュールオブジェクトが以下に示すプロパティとリンクの要件を満たす必要があります。

スケジュールオブジェクトの必須プロパティ

必須のオントロジーリンク

スケジュールオブジェクトタイプは、各リソースオブジェクトタイプと多対一の関係でリンクされるべきです。例えば、上記の例では、多くのタスクが1つの航空機に割り当てられます。

オントロジーマネージャウィザード

オントロジーマネージャウィザードを使用すると、スケジュールオブジェクトのプロパティに必要なタイプクラスを適用し、オントロジーのオブジェクトをスケジューリングプリミティブとしてすばやく簡単に分類することができます（オプションの構成セクションで選択されている場合、ウィザードはスケジュール保存アクションも作成します）。

ウィザードを使用する前に、モデル構成で説明されているように、必要なオブジェクトとリンクを作成しておいてください。

オントロジーマネージャウィザードを使用して、オントロジーのオブジェクトを分類するには、以下の手順に従ってください。

1. オントロジーマネージャでスケジュールオブジェクトタイプに移動します。
2. 左側のパネルからCapabilitiesタブを選択します。
3. Dynamic schedulingを見つけてGet startedを選択します。

ここから、ウィザードは選択したスケジュールオブジェクトの開始時刻と終了時刻のプロパティ、関連するリソースオブジェクトタイプへのリンク、および高度な構成オプションをガイドします。