2 - Foundry はどのようにしてパッケージを利用可能にしているのか？

📖 タスクの概要

これまで、コードベースのデータ変換で Python ライブラリをインポートできることを当然のように考えてきました。例えば、passengers_raw.py で shutil パッケージを使用するためにインポートしました。

Foundry が Python リポジトリ環境を構成し、これらのパッケージを利用可能にする方法を概説し、利用可能なパッケージを表示する簡単な演習から始めましょう。以下の推薦文献に記載されているように、Foundry Artifacts エンドポイントに対して cURL コマンドを使用して、すべての直接的および間接的に利用可能な Python パッケージのリストを表示することができます。タスクでは、Code Repositories UI で名前でパッケージを検索する方法を説明します。

📚 推薦文献（約10分）

以下の文献は、環境でパッケージがどのように利用可能になるかを理解するために重要です。続行する前に読んでください。

• Python 環境の作成
• Python ライブラリの発見

🔨 タスクの説明

1. Datasource Project: Passengers フォルダー内の passengers_logic リポジトリを開きます。
2. Master から yourName/feature/tutorial_using_libraries（例：jmeier/feature/tutorial_using_libraries）という名前の新しいブランチを作成します。
3. passenger_flight_alerts_preprocessed.py 変換ファイルを開きます。
4. Theano パッケージを使用したいとします。3行目に、以下のステートメントを追加します：import theano。
5. コードアシストが実行されている場合、構文は赤で下線が引かれます。下線を引いたテキストにカーソルを合わせると、ModuleNotFoundError が表示され、Theano がリポジトリにインストールされていないことを示します。
6. リポジトリの左端で、ブランチ名のすぐ下にある「ライブラリ」アイコンをクリックします。
7. ライブラリ の検索フィールドに、「Theano」と入力します。
8. Theano は Conda ライブラリ（上記の推薦文献を参照）で利用可能であるため、リポジトリにインポートできます。検索結果から「theano」をクリックし、右側の青い Add Library ボタンをクリックします。
9. ポップアップウィンドウで確認を求められた場合は、もう一度 Add Library をクリックします。
10. passenger_flight_alerts_preprocessed.py ファイルに戻り、赤い下線が消えたことに注意してください（ただし、今度は 緑 の下線が表示され、ライブラリがインポートされているが参照されていないことを示しています。これは、はるかに管理しやすい問題です）。
11. 推薦された Foundry の Python パッケージに関するドキュメント の序文で述べられているように、リポジトリの meta.yml ファイルは、環境の Conda レシピ を構築するメタデータファイルです。
12. アプリケーションの左側にある Files パネルに戻り、/transforms-python/conda_recipe/meta.yml を開きます。ファイルの下部にある run セクションに theano パッケージが表示されていることに注意してください。
13. ライブラリ パネルを開き、theano パッケージを選択し、Library Added インジケータの横にあるアイコンをクリックして、環境から theano を削除します。

ライブラリを追加すると、より多くのコードオプションが利用可能になりますが、CI チェックプロセスに追加のオーバーヘッドが生じます。パッケージの使用には慎重になり、リポジトリの Python ライブラリを介して既にインストールされている pandas や numpy などの一般的なパッケージを使用することを検討してください。