20 - メトリクスの準備：州ごとのフライトアラート

フライトアラートがオントロジー内の空港に直接リンクされていれば、選択された州で空港をフィルター処理して、リンクされたフライトアラートを探すだけで済む簡単な問題です。ただし、フライトアラートが [Example Data] Flight オブジェクトタイプを介して空港に過渡的にリンクされているため、必要な変数を作成するための道筋が複雑になります。

実際には、以下の複合ステップの代わりに、チームと相談して、フライトアラートを直接空港とつなげるオントロジー変更が適切かどうかを検討することができます。

4つの変数を作成する必要があります。

1. [o] 選択された州の空港 — 選択された州を把握する方法が必要であり、クロロプレスマップの出力フィルターを使用して、選択された州の空港を絞り込むことができます。
2. [s][a] 選択された州 — 上記のオブジェクトセット変数からAirport State Codes の一意の文字列配列（"s" があるため）を作成できます。クロロプレスでニューヨークとカリフォルニアを選択した場合、文字列配列変数は [NY, CA] に設定されます。
3. [o] 州内のフライトアラート — [Example Data] Flight オブジェクトタイプには州コードがありますが（フライトアラートにはありませんので）、フライトアラートから始めて、それらのフライトを検索し、上記の配列でフィルター処理します。
4. 最後に、#3のオブジェクトセット内のオブジェクトをカウントする新しい数値集計変数を作成します。

これが一般的な操作である場合、オントロジー変更が好ましい理由が分かります！相対的な複雑さのため、以下の画像では、設定がどのように連動しているかを示しています。この例では、クロロプレスでフロリダ州（FL）が選択されています。作業を進める際に、次の2つのタスクの説明とともに、画像を参考にしてください。

🔨 タスクの説明

1. 画面左側の 変数 パネルをクリックし、➕ ボタンを使って、[o] Filtered Airports for Map を開始オブジェクトセット、[f] Map State Selection をフィルター変数として、[o] 選択された州の空港 オブジェクトセット定義変数を作成します。
2. もう一度 ➕ をクリックし、...Array を選択し、String Array を選択し、最後に Object set aggregation を選択します。変数名を [s][a] Selected State とし、[o] 選択された州の空港 を開始オブジェクトセットとして使用します。集計方法として Unique values を選択し、プロパティとして Airport State Code を選択します。
3. もう一度 ➕ をクリックし、[o] Filtered Flight Alerts (COP) を開始オブジェクトセットとして、[o] 州内のフライトアラート オブジェクトセット定義変数を作成します。次に、リンクされたオブジェクト [Example Data] Flight を取得し、Origin State Abbreviation プロパティでフィルター処理します。
4. Origin State Abbreviation プロパティの値を選択する際、プロパティ値フィールドの下の (x) ▾ 矢印をクリックして、使用可能な文字列変数を表示します。[s][a] Selected State を選択します。
5. もう一度 ➕ をクリックし、Numeric を選択し、Object set aggregation を選択します。変数名を [n] 選択された州のフライトアラート とし、[o] 選択された州のフライトアラート のカウントを実行するように設定します。
6. 保存して公開します。画面上部に未使用の変数が4つあることを示す警告が表示されることがあります。これは、使用されなくなった変数をクリーンアップする際の役立つリマインダーですが、これらの変数を使用する予定です。