Foundry を操作するには、サイドバーからアクセス可能な複数のアプリケーションを使用します。このページでは、利用可能なアプリケーション群と各アプリケーションを使用する場面について説明します。
アプリケーション | 説明 | 使用する場合 |
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Data Lineage | Data Lineage では、Foundry 内でデータがどのように流れているかをグラフで表示します。 | Foundry プラットフォームにおけるあらゆるデータの起点または下流での使用状況を確認する場合。 |
Pipeline Builder | Pipeline Builder ではデータソースから最終的な出力まで、組み込みのデータ変換を使用してエンドツーエンドのパイプラインを作成します。 | 分析やアプリケーション構築に向けて、データをバッチやストリーミングパイプラインと統合する場合。 |
Code Repositories [1] [2] | Code Repositories は、Web ベースのコードオーサリング環境で、バージョン管理および共同作業をサポートしています。 | データパイプラインの作成や、オントロジーの関数の記述を行う場合。 |
Dataset Preview | Dataset Preview では、データセットの内容と履歴を表示します。 | データセットを参照して、その履歴や他のメタデータを理解する場合。 |
Data Health | Data Healthでは、データセットの品質を高く保つためにヘルスチェック(データの正常性をチェックすること)を定義できます。 | データセットのヘルスチェックの追加や監視を行う場合。 |
Data Connection | Data Connection により、データソースに接続してデータを Foundry に同期できます。 | 組織のデータソースに接続したり、新しいデータセットを Foundry に同期したりする場合。 |
HyperAuto (SDDI) | HyperAuto により、エンドツーエンドのデータパイプラインを共通の ERP システム上に生成します。 | パイプラインを手動で開発する必要がなく、エンタープライズシステムからオントロジーを生成する場合。 |
[1] データサイエンスの特定のワークフローには、Code Workbook がより適している場合があります。Code Workbook と Code Repositories の違いについてはこちらで詳細をご覧ください。
[2] IT スキルがあまり高くないユーザーには、Pipeline Builder が適している場合があります。
アプリケーション | 説明 | 使用する場合 |
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Model Assets | Model Assets により、Foundry に多様な型のモデルを統合することが可能になります。 | モデルのトレーニングを行ったり、Foundry に外部でホストされているモデルに接続したりする場合。 |
Modeling Objectives | Modeling Objectives では、組織のステークホルダーとモデル開発者による機械学習モデルでの共同作業と展開を可能にします。 | モデルを提出したり、モデリングでの目的を議論したり、モデルを本番環境に展開したりする場合。 |
アプリケーション | 説明 | 使用する場合 |
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Ontology Manager | Ontology Manager を使用すると、組織のオントロジーを定義することができます。 | オブジェクト、リンク、アクションタイプを新規作成する場合。 |
Object Views | Object Views は、オブジェクトタイプを表示する標準的な方法を表します。 | ユースケース全体で使用できるユーザーインターフェースを定義する場合。 |
Object Explorer | Object Explorer を使用すると、オントロジーの検索や視覚化ができます。 | オントロジー内のオブジェクトやリンクを検索し、分析する場合。 |
Vertex | Vertex を使用すると、オブジェクトの関連性を探索したり、シミュレーションを実行したりすることができます。 | 関連するオブジェクトのシステムグラフを作成し、モデルを用いてエンドツーエンドのシミュレーションを実行する場合。 |
Object Monitors | Object Monitors では、エンドユーザーやアプリケーション構築担当者が Foundry オントロジー内のデータ変更を確認できるようになります。 | 特定の条件が満たされたときに通知を送信したり、アクションを設定したりするように監視を設定する場合。 |
Foundry Rules | Foundry Rules では、ユーザーが Foundry 内で複雑なビジネスロジックをアクティブに管理できるようにします。 | さまざまなユースケースのデータセット、オブジェクト、時系列に対してルールを作成し、適用する場合。 |
Map | Map では、地理空間および時間的分析と視覚化において強力な機能を提供します。 | Foundry 全体からのデータを統合し、地理空間での一体的な体験を提供する場合。 |
アプリケーション | 説明 | 使用する場合 |
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Workshop [1] | Workshop では、エンドユーザーを対象としたインタラクティブで高品質なアプリケーションを作成できます。 | オントロジー内のデータを使用して、ポイントアンドクリックで迅速にアプリケーションを作成する場合。 |
Slate [2] | Slate は、拡張可能なアプリケーション開発フレームワークです。 | HTML、CSS、JavaScript を使用してカスタマイズされたアプリケーションを作成する場合。 |
Carbon | Carbon では、Foundry 内のアプリケーションやその他のリソースを組み合わせて、エンドユーザー向けに精選されたワークスペースを作成できます。 | 複数のアプリケーションやダッシュボードを組み合わせたユースケースをエンドユーザーに提供する場合。 |
[1] アプリケーションに相当なカスタマイズが必要な場合、Slate がより適している場合があります。
[2] Workshop は、あまり複雑でないアプリケーションに適しており、メンテナンスコストが一般的に低くなります。
Foundryの分析アプリケーションと利用可能な分析タイプについて詳しくはこちらをご覧ください。
アプリケーション | 説明 | 使用する場合 |
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Contour [1] | Contour は、データセットに対する大規模なトップダウン分析を可能にします。 | ポイントアンドクリック形式で表形式のデータを分析する場合。 |
Quiver [2] | Quiver では、オブジェクトデータと時系列データを分析できます。 | ポイントアンドクリック形式でオントロジーデータと時系列データを分析する場合。 |
Code Workbook [3] | Code Workbook は、コードベースの分析用の Web ベースの環境です。 | コード内でのデータセットの分析や、データサイエンスのワークフローの実行、モデルの開発を行う場合。 |
Code Workspaces | Code Workspaces では、JupyterLab® と RStudio® Workbench のサードパーティの統合開発環境を Foundry に導入します。 | Foundry オントロジーの高品質なデータ上で、推奨されるツールを使用して生産性を向上させ、データサイエンスと統計ワークフローの高速化を行う場合。 |
Notepad | Notepad では、データを表示する特定の時点でのドキュメントを作成し、他のユーザーと共有することができます。 | 分析ワークフローからのインサイトを提示する場合。 |
Fusion | Fusion は、Foundry のスプレッドシートアプリケーションです。 | 編集可能なスプレッドシートからデータセットにデータを同期する場合。 |
[1] 一部のワークフローには Quiver の方が適している場合がありますので、詳細をご確認ください。
[2] 一部のワークフローには Contour の方が適している場合がありますので、詳細をご確認ください。
[3] 本番環境のデータパイプラインの開発には、Code Repositories と Pipeline Builder の使用が推奨されます。Pipeline Builder、Code Workbook と Code Repositories の違いの詳細をご確認ください。